ご自身で注射する場合
注射の方法 シリンジの場合
補助具(マイデュピ)なし
❶ 針キャップを外す
- 注射器本体の中央部を持ち、針キャップを外す

- 注射直前まで針キャップを外さないこと
- 一度外した針キャップは再度取り付けないこと
- 注射針には触れないようにすること
- 針キャップを外したら、針が他の物と接触しないようにし、素早く注射を行うこと
- 注射器内に気泡が見られる場合があるが、取り除く必要はない
❷ 皮膚をつまむ
- 注射針をしっかり挿入するために、
注射する部位の皮膚をひだ状につまむ

- 衣服の上から注射はしないこと
❸ 約45度の角度で注射針を挿入
- 注射針をひだ状にした皮膚に約45度の角度で完全に挿入する
- しびれがある場合は針先を少し引く
❹ 注射液を注入する
- 注射針を完全に挿入したら、
皮膚をつまんでいる手を緩める - 注射液がなくなるまで、
プランジャーヘッドをゆっくり押し込む - 注射の際に抵抗を感じても問題はないので、
引き戻すことなく、ゆっくり押す - プランジャーヘッドを最後までしっかり押し込むこと

- 注射液は1回の注射で全量使い切り、再利用はしないこと
❺ プランジャーヘッドを押したまま、注射針を抜く
- 皮膚をつまんだ手を離す
- 挿入したときと同じ角度(約45度)で、
注射針を抜く
❻ 注射後
- 注射針を抜いた後に、プランジャーヘッドを押していた指をゆっくりと緩める
- 使用後は安全カバーがスライドして注射針が安全カバーに覆われる
- 出血がある場合は、消毒用アルコール綿で注射部位を軽く押さえる

- 注射が終わった後も、針キャップは再度取り付けないこと
- 注射後、注射部位をもんだり、こすったりしないこと
- 注射器は再利用しないこと
❼ 注射器と針キャップを破棄する
- 使用済みの注射器と針キャップは廃棄用容器に入れ、
医療機関の指示に従って医療廃棄物として廃棄する - 針キャップは注射器に取り付けず、外したまま
廃棄用容器に入れる

- 使用済みの注射器と針キャップは、速やかに廃棄用容器に収納する(廃棄用容器がない場合は、蓋つきのビンや缶などの固い容器でも代用可能)
- 使用済みの消毒用アルコール綿は、各市区町村の収集方法に従って家庭ごみとして捨てること
- 廃棄用容器は、お子さまの手の届かないところに保管すること
- 廃棄用容器は再利用しないこと
MAT-JP-2306394-1.0-09/2023