特発性の慢性蕁麻疹について


蕁麻疹(じんましん)は、皮膚に突然、蚊にさされたような赤いふくらみ(膨疹)(ぼうしん)があらわれ、時間が経つと消えてしまう病気です。強いかゆみがありますが、たいていは数十分~数時間でおさまります。
この赤いふくらみが繰り返しあらわれる状態が6週間以上続くものを慢性蕁麻疹と呼び、このうち原因が特定できないものを「特発性の慢性蕁麻疹」と呼びます。

蕁麻疹が起こるメカニズム

蕁麻疹の症状は、主にヒスタミンという化学物質によって起こります。なんらかの刺激で皮膚組織の中にヒスタミンが放出され、近くの血管と神経に作用した結果、皮膚に赤みやふくらみ、かゆみを引き起こします。

MAT-JP-2400397-2.0-04/2024